NoteWebディレクター・ハラヒロシのブログ

フォトグラファーとの仕事

今日は某メーカーさんの取材・撮影でフォトグラファーに帯同。フォトグラファーが現場でシチュエーションやアングルを決める観察力、被写体との位置関係や構図の取り方…など、ディレクター・デザイナーがフォトグラファーから学ぶべきことって、ものすごくたくさんあるなぁと思います。そしてそれらは限られた時間のなかでの瞬間的な判断でもあり、その判断プロセスをしっかりと吸収することができれば、それが自分の経験値になります。
ディレクターとしての役割は、当たり前のことですが「何を」「どのように」「なぜ」をしっかりと伝えること。たとえばシチュエーションなどで現場に迷いが生じたら、この写真を実際に見るユーザーが何を知りたいのか、求めているのかを最優先に考え、クライアントも巻き込んで全員で共有したうえで調整するように心がけています。単に絵面がかっこいいから、という基準だけだとズレが生じてしまうので気をつけたいところです。Webデザインに当てはめてみたら内容とそぐわない、アングルが似通っていて変化がつけられない…などとなっても後の祭り。
フォトグラファーの瞬間的な判断には、即ちそれを受け入れるディレクターの瞬間的な決定が必要です。だからこそディレクターの準備はほんとうに大切。自分のディレクションとフォトグラファーの意図がうまく合致し、いい絵が撮れたときの高揚感はたまらないものがあります。その準備の話は、次回に。