スタッフクレジット
『MdN2017年4月号 作品のスタッフ・クレジットから読み解けるもの』
MdNさん、相変わらずいい企画ですね、さっそく楽しく読ませていただきました。
デザイナー1年生(@東京)のとき、プレステのゲームソフトの解説書をデザインするという仕事があって、入社して間もない僕はアシスタントという立場でブックレットの最後のページにあるクレジットや帯部分の文字組を(ものすごく怒られながら)手伝うという経験をさせてもらいました。そのソフトが発売される前に僕はその会社を辞めてしまいましたが、100万本以上売れた超人気ゲームでして、お店で実物をみたときの感動とほんのり苦い記憶はいまでも忘れられません。
それ以来、ゲームはもちろん雑誌、書籍、CD、映画、演劇、テレビなど、必ずクレジットを見る癖がつきました。どんなふうに組んでいるのかなという興味もありますが、どちらかというといろいろな人が関わっているのだなぁという尊敬の念のほうが大きいです。ここに名前が載っていなくても、きっと駆け出しの僕のような人もたくさん関わっているんだろうなとか、しみじみ思っちゃいます。
ものづくりは大変だけど、関わった人には満足してもらいたい。サイトの制作実績でクレジットを書いていく瞬間は、嬉しい時間でもあり、気持ちが引き締まる時間でもあります。