読書はよりどころ
同じ本を読むにしても、自分が置かれた状況によってフック(ひっかかり)になるところが変わってきます。たとえば仕事がうまくいっているときは、書いてある内容と自分がやっていることを重ね合わせるようにフォーカスして、自分がやってることは間違いないんだとより前向きになれます。「自信が確信に変わる」((C)松坂大輔投手)といったところでしょうか。
逆にうまくいっていないときは自分に足りないところを見つめなおし、戒めになるような部分を拾おうとする。いずれにしても、文字で追っていると、どちらの状況であっても客観的に噛み砕くことができるので、冷静になれるような気がします。
本を読むことは、どんな状況であっても、ちゃんと地に足をつけて踏ん張るためのよりどころなんだと感じるようになりました。