NoteWebディレクター・ハラヒロシのブログ

東北ひとり旅

2泊3日での東北4県(宮城・岩手・青森・福島)巡りから無事帰還しました。強行日程ではありましたが、急ぎ足で巡る旅はせっかちな自分に合っているみたい。今年は西も東もどちらも行ったので、大河ファン(特に『西郷どん』と『八重の桜』が好き)としては「知って、訪れて、理解する」な旅を満喫できました。

今回も、第一目的は歴史を学ぶこと。東北地方で一番の関心事は戊辰戦争だったので、会津での激戦地・鶴ヶ城と、白虎隊が自刃した飯盛山は真っ先にリストアップした目的地でした。行程の一番最後に組み入れた場所でしたが、白虎隊自刃の地で、白虎隊士の石像が望んでいる方向が鶴ヶ城、というシチュエーションには旅のラストで最も感情的にピークに達した場面となりました。どんな気持ちでお城を眺めていたのかを考えると、胸が締め付けられます。また、戦争で亡くなった婦女子の霊を弔う「会津藩殉難烈婦の碑」もあり、戦争の悲惨さを感じずにはいらせませんでした。

同じエリアに郷土出身の弁護士が私財を投じて創立したという「白虎隊記念館」があり、貴重な資料が満載で見ごたえのある施設でした。あらためて幕末の激動に知的好奇心がビリビリ刺激されますが、良し悪しとか好き嫌いとかではなく、旧幕府軍と新政府軍、それぞれの立場で歴史を見つめると、どちらにも正義と忠義と悲劇がある。そこへの関心は尽きません。

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その他訪れた歴史スポットは、仙台城(青葉城)、盛岡城跡、中尊寺、高館義経堂など。移動距離の長さと、暑さも厳しいので無理はしないようにと、訪れた場所は少な目です。東北地方は、いままで仕事で一回だけ福島県(の放送局)に行っただけなので、これで自分の中の東北の扉が開かれたのでまた訪れたいです。

食は必ず地場のものを食べるようにしていますが、八戸で食べたサバ、盛岡のソールフード・じゃじゃ麺、磐梯熱海の温泉旅館の夕食で出た福島のブランド米・あさか舞いで作られたポタージュが自分的に最高でした。仙台の牛タンとずんだ餅、盛岡のそば、会津ソースカツどん、舘鼻岸壁朝市でのお刺身などなど、たらふく満喫しました。

それから、ひとりで大きなリュックを背負っていると、旅館の女将さんや市場のおばちゃん、タクシーの運転手さんが親切に話しかけてくださって、いい出会いもたくさんありました。旅はいいですね。

そういえば、エルでは遠い昔に社員旅行してましたが…、いつか、みんなの学びになる旅ができたら、いいなぁ(ボソっ)