アオアシ
JBNさんとの飲み会のとき坂田さん(@slope_f)に「組織論として面白い」と勧められた『アオアシ(ビッグコミックスピリッツ)』。その場で全巻まとめ買い。
読み始めたら止まりませんでした。「人間は考える葦である」。主人公の名前の「葦人(アシト)」からも読み取れるように、テーマは「思考」。サッカーにおける組織やコーチングという客観的視点がとても緻密に描かれ、その中にスポーツマンガとしての「友情・努力・勝利」といったダイナミズムが織り込まれています。人間描写や絵の巧さもあって、読んでいてアツくなったりクールになったりと没入感半端なく、さらに涙腺緩みっぱなし…!
普段読書しながら大事なところをメモったりすることは普通にやっているけど、マンガでそういうことするのはなかなかなかったです。アオアシは、メモせずにはいられない。視野、理解、予測、連携、俯瞰、再構築、選択肢、周りを使う、言語化する、コーチング…思考することへの問いかけが満載。
「自分でつかんだ答えなら、一生忘れない」がとても響きました。
そして、サッカーが何倍も面白く感じられるようになる、そんなマンガですね。