昭和史
立て続けに半藤一利さんの本。妻はいま、このブログでも紹介した「幕末史」のアツいところを走破中。僕は先行して「昭和史」を読破したけど、やはり昭和史はツラい。
日露戦争の遺産を受けて満州を日本の国防最前線にしたものの、最終的にはその満州にソ連が攻め込んで終わったという昭和史。昭和という時代の無残さ。一冊通してずっと読むのがつらい内容なのだけど、全体像を面で捉えることができ、昭和史というひとつのストーリーとして理解できました。折り目と赤線もびっしり。ここには書かないけど、クラウド上で骨子もまとめてみました。半藤さんといえば映画「日本のいちばん長い日」で、これは劇場で見たけど、勉強不足だったので消化不良だったのを思い出します。もう一度観ます。
結びで半藤氏は、「歴史を正しく、きちんと学ぶ」大切さを説いています。その条件と意思がなければ歴史はほとんど何も語ってくれないとのこと。「学び」についても考えさせられる一冊でした。今後何度も読む一冊になることでしょう。次は「昭和史 戦後編」と「B面昭和史 1926-1945」も読みます。