ヒューリスティック
今朝のミーティングでは「ヒューリスティック」のお題で議論。
心理学におけるヒューリスティックは、人が複雑な問題解決などのために、何らかの意思決定を行うときに、暗黙のうちに用いている簡便な解法や法則のことを指す。これらは、経験に基づくため、経験則と同義で扱われる。判断に至る時間は早いが、必ずしもそれが正しいわけではなく、判断結果に一定の偏り(バイアス)を含んでいることが多い。なお、ヒューリスティックの使用によって生まれている認識上の偏りを、「認知バイアス」と呼ぶ。
人はなんらかの意思決定をする際に、論理的に判断しているようで、実は直観や経験則で無意識に判断することが多い。そんな性質を利用してマーケティングに活かすことができます。しかし、ヒューリスティックは必ずしも正しいわけではないので、バイアスがかかったまま思考停止して正解だと決めつけたり、押し付けたりしてしまうのはちょっと危険です。例えば、企画提案の内容をヒューリスティックによる自己都合(こちらの都合のいいように解釈したものを提案し、納得させるようなこと)で完結することのないように気をつけなければなりません。