非連続のなかの連続
『Amazon Dash Button』がいよいよ日本上陸。
経営はセンスかスキルか…という切り口に惹かれて読んだ『経営センスの論理』。Webマガジンの連載をまとめたものということで、あちこち脱線して集中力もって読めなかったのですが…イノベーションということばに触れる機会の多い昨今、「非連続のなかの連続」というところは興味深かったのでメモ。
- イノベーションは技術の進歩とは異なる
- イノベーションの本質は「非連続性」にある
- イノベーションは供給よりも需要に関わる現象。顧客が受け入れて実際に動かし世の中が動いて初めてイノベーション
- アマゾンが小売の世界に持ち込んだ非連続性は、これまでと全く異なる売り場である。棚の配置が顧客に合わせて一瞬にして変わる。客が好む本を勧める販売員が、顧客全員にアテンドする。これがアマゾンの非連続性
- 単純に非連続性を追求するだけでは顧客に受け入れられない
- あらゆるイノベーションは非連続性と連続性の組み合わせでできている。このミックスをどうつくるかが決め手となる
- 連続的は背景のうえにどのような非連続性を描くかが勝負
- 「できる」と「する」の違いは大きい
- アップルほど「できる」と「する」の間のギャップに敏感な会社はない
- 顧客から見て明らかに非連続なものを提供し、ユーザー側にある大いなる連続性を直視している
- 多くの人が自然と「する」という確信が持てるものしか出さない。必然的に製品のバリエーションは少ない
- 非連続的な価値を創造するためには、使用する顧客の側での連続性を取り込むことがカギとなる。「いまそこにある」ニーズでなければならない
Amazon Dash Buttonも、当てはまりますね。