忍者の教科書: 新萬川集海

忍者の教科書: 新萬川集海
山田 雄司 (監修), 伊賀忍者研究会 (編集)
ウルトラエルのマンガを描いたのがいまからちょうど3年前でした。もう3年も経ったとは…（ほったらかしにしてから2年以上ですが）。当時、忍者の文献をいくつか探したものの、手軽に読めるものはそれほど多くありませんでした。
で、これ。なんというゆるいイラスト…。この表紙の絵を見た瞬間にAmazonで即買いです。伊賀・甲賀に伝わる忍術書「萬川集海」に取り上げられている忍術をわかりやすく編集した小学校高学年向けの教材を発展させた本とのこと。忍者の仕事、忍者の歴史、忍術と忍具、忍者エッセイの4章に分かれ、文体も平易で50ページほどのボリュームのなかで「忍者の本当のすがた」が簡潔まとめられていています。コラムやエッセイなどの程よい散らし感もあって気楽に読めます。最後に「忍者十ヶ条」なるものがありますが、私も忍者のような精神をもったデザイナーでありたいと思いました（謎）。