NoteWebディレクター・ハラヒロシのブログ

梅野記念絵画館

2年ぶりに訪れた東御市梅野記念絵画館。前館長の梅野隆さんが熱心に蒐集し多くの作品が所蔵されている菅野圭介(1909-1963)の絵は何度見ても心打たれます。不安定に単純化された大胆な構図と、色数を限定した調和が美しいと言われる洋画家で、単純なのに…単純がゆえに情景が想像力をかき立てられ、絵の前に立つとその世界観に吸い込まれるようです。この人の絵が一枚でも見られるなら、何度でも足を運んでもいいと思えるくらい。額装もとても素敵です。
企画展のフロアでは同絵画館友の会会員によるコレクションを出品する年中行事『第13回「私の愛する一点展」』が開催中。こちらもコレクターが蒐集した作品から1点ずつ持ち寄るということで、コレクター本人によって添えられたメッセージからもその絵に体する思い入れが強く感じられる展示です。梅野記念絵画館らしい企画展で、前館長の絵に対する思い入れが多くのファンを魅了しているのだと思いました。また来ます。