野球とサッカーと仕事

WBC、いよいよ決勝戦。そして今週末はサッカーW杯3次予選バーレーン戦。短期決戦（試合数が少ないという意味で）の醍醐味は、負けたら終わりの緊張感があるところです。対して、シーズンを通しての通算記録で勝敗を決するレギュラーシーズンでは、コツコツと勝ち星を積み上げ、勝負所を落とさないかが勝ち残る条件であると思います。この仕組みが、とても好きです。
もう10年くらい家庭用ゲームとは遠ざかっていますが、基本的にサッカーと野球しかやりませんでした。しかも1試合1試合を楽しんだり、誰かとの対戦をするのではなく、シーズンをどう楽しむかという視点でチームに役割を与え、「圧倒的に強いチーム」、「最後に驚異的な追い上げをみせるチーム」、「ホームラン30本の打者が5人いる豪打のチーム」、「センターバックがエースストライカーの次にゴール数が多いディフェンダーにも攻撃力があるチーム」…なんてことを考えながら、そのシナリオを思い通りに遂行していく楽しみ方です。監督になってチームを育てるという類のゲームも流行りましたが、いまや「一億総監督」の時代ですから、監督に同化できるゲームがはやるのも当然でしょう。
1本のヒット、1つの勝利が積み重なっていくことは、その一つ一つは小粒でも、相対的な価値判断にはなりうる。僕自身は仕事とそこをダブらせるわけです。常々、1年後の自分は今の自分より成長したいと思っています。それはたとえば読んだ本の冊数や書いたブログの本数であれば、わかりやすい。0冊と100冊、0本と300本では基礎体力は明らかに違いますから。その基礎体力はきっと自分を裏切らないだろうし、よりどころになるはずです。結果的に企業価値やSEO効果もアップすれば本望です。