父の指摘
先日「父親に先を越された」という記事を書きました。父は、勤務先でA2サイズのスローガンのポスターを毎年作っています。いままではエクセルで作っていましたが、私が書いた著書を見てIllustratorで作ってみようと決意したなんていう、息子孝行な父です。
その父が、そそくさと私のところへやってきて「これ、やり方がわからん」と。グループ化されたオブジェクトの一部を選択して”前面へペースト”する工程があるのですが、グループ化された一部を選択するには、ダイレクト選択ツールを器用に使いこなす必要があります。そこに書かれていたのは「オブジェクトを選択して前面へペースト」と書いてあるだけでした。これだとどうやってもグループ全体しか選択できず、先に進めない。ごめんなさい…。
これに限らず、特にWebにおいてはデジタル・デバイドや情報リテラシーの格差が開いていく世の中です。よいデザインでも、不親切なのはダメ。あらためて、人に伝えること、リテラシーのギャップを埋めることの気遣いと難しさを思い知らされました。