ほぼ日刊イトイ新聞の本

お借りした本、読了。さすが一流は違う！インターネットの黎明期から、インターネットのポジションや今後の可能性、さらには未来（＝現在）のネット社会の予測まで、常に本質を見抜いている感じがしました。この本を通してほぼ日の歴史を紐解きながら、働く意義とか顧客に対しての考え方とか、マスとは違うコンテンツとマーケットの考え方とか、共感できる視点が詰まっています。全力を尽くしてやりたいことに向き合うことは素晴らしいことだと思わせてくれます。
糸井さんは「本当に自らのイニシアティブでやりたいことをできる場をつくること」と「やりたいことで食べていけること」を実現したいと思ったときにインターネットに出会ったそうです。僕自身は、まさかインターネットで食べていくことになろうとは当初全く思っていませんでしたが、自分のイニシアティブでメディア（のようなもの）をもって、誰の思惑にも左右されない場をもてる、というところが入り口であり幸福でした。今でもその気持ちに微塵の揺らぎもありません。

ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫)