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コーディングの効率化をしよう!〜Git導入編〜

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課題の発見、知恵の集結

こんにちは、エルの神保です。

入社して早1ヶ月が経とうとしていますが、学びたいことは増えていく一方です。大人になっても学ぶことが楽しいと思える環境に感謝しながら、日々(時折頭から煙を出しつつ)勉強に励んでいます。

エルでは、各々のスキルや目標に合わせて「社内勉強会」を行っています。

業務の中で気づいたことや勉強したいことを持ち寄り、課題を整理し、「どうすればもっとよくなるか」をみんなで考える時間です。
そこで「こうしたほうがいいよね!」と挙がった声は、積極的に業務に取り入れられていきます。

そんなある日の勉強会で、コーディング業務の課題として挙がったのが「構築環境の違い」でした。

元々エルでは、一案件を一人で担うことが多くありました。そのため、コーディングの仕方や使用ツールはメンバーそれぞれ。統一化はされていませんでした。
しかし、今では一つの案件をチームで行う機会が増えました。また、新しいメンバーが加入する際も、構築方法がメンバーによって異なっていると引き継ぎが大変でした。

「構築環境を揃えた方が、コーディング業務の効率化に繋がるのではないか?」

そのために何が必要か、各々知見を持ち寄りながら考えていくことになりました。コーディング効率化プロジェクトの始動です。
メンバー揃えば文殊の知恵。担当メンバーの3人(清水、堀内、長張)に、どんな風に進めていったのかヒアリングしてきました。

考え方の統一からGit導入に至るまで

まず、CSS設計の際の考え方を「FROCSS」に統一しました。構築の考え方をチーム内で共通化することで、作業の引き継ぎや共同案件をスムーズに行うためです。

さらに、「Sassを導入したい」という声も挙がりました。それにあたって考えるべきは、「どのように、元ファイルを最新の状態で共有するか」でした。
Saasはコンパイルを行ってCSSに変換します。しかしブラウザではCSSのみを使うので、コンパイル前の元ファイルのバージョンを把握することができません。
他の人がCSSを修正しようとした際、元ファイルが最新でないと、コンパイル結果が以前の状態に戻ってしまいます。そのため、常に最新の元ファイルを共有することが必要になります。

それを実現するための手段として選ばれたのが「Git」の導入でした。

Gitとは、ファイルのバージョンを管理するツールのことです。導入することで、複数人で作業する際、他者の更新をうっかり上書きしてしまうのを防いだり、いつ誰が更新したのかを確認したりできるという利点があります。

Gitに触れること自体初めてのメンバーが多い中でしたが、「いいと思ったことは積極的に取り入れていこう」と、前向きに導入を検討。勉強会を重ねる中で理解を深めながら、導入作業を進めていきました。

そして、今回のサイトリニューアルでは、実際にGitを導入して構築することに。
試行錯誤しながらでしたが、無事導入を実現することができました。

チーム全体を、アップデートしていく

変化が激しいWeb業界では、技術や考え方を常にアップデートしていく姿勢が求められます。エルにいると、新しいことに対して前向きで、いいと思ったことは積極的に取り入れる姿勢を感じます。

エルのメンバーは皆マルチプレイヤーですが、各々得意分野を持っています。自分の持ってる知見をチームに共有することで、技術が共通化され、チーム全体がアップデートされていきます。そうすることで、業務が効率化されて、よりいいものを作れるようになって、自分たちも成長できて、お客様にも喜んでもらえたら……いいことしかありません。

今後もエルでは、日々の業務から困りごとを見つけ出し、「どうすれば解決できるか」を皆で考え、チーム全体で成長していきたいと思います。

Gitを導入してその後はどうだったか、新たに見つかった課題や今後の運用方針など、少ししたらまた聞いてみようと思います。その間に私も、皆さんが共有してくれた知見から色々学ばせていただきます。

昨日よりも今日、今日よりも明日、よりよいものを作るため。エルのアップデートは今日も続く……。