10年後の未来
いまもっとも好きな雑誌ともいえる『広告』。雑誌はだいたいパラパラめくるだけで読み終えた気になってしまうのですが、『広告』は前号から隅々まで読んでいます。ただ、今回は合併号になってしまって、次回は3月15日というのだから、ちょっとさびしい。
今回は「10年後、私たちの未来はどうなる?」という切り口。2020年の計画、2020年の目標、2020年の予測・推計といった、身の回りや自分に起こりうる現実的な事象・数値が掲載されていて、これはこれでなるほどなと参考になります。たとえば、情報通信法制の導入により映像コンテンツ配信の50%がネット配信になると。なるほど、そういう計画があるというのはちゃんと把握しておいたほうがよさそうだ、といった未来情報のインプット。
それはそれとして、周りのモノ、コトがどうなるという出典情報だけではなく、”2020年をデザインする”という視点でいろんな人が未来を研究し、未来のビジョンを考えている”未来研究会がデザインする2020年の未来ビジョン”が特集の本筋。そこには、ネットワークやものづくり、都市など15の視点で、今とは違った新しいつながりとかみえたりして、読んでいて「未来って楽しみかも」というワクワク感が感じられました。10年後、自分はどうしているでしょうか。きっとあっという間に2020年は来てしまいそうです。