NoteWebディレクター・ハラヒロシのブログ

thee #13『売り言葉』稽古場潜入

長野市の演劇ユニット・theeの第13回公演『売り言葉』の稽古場に潜入してきました。今回はthee初の非オリジナルで、野田秀樹・作&演出/大竹しのぶの一人芝居『売り言葉』を、ふたり芝居で上演するとのこと。

<あらすじ>
彫刻家・高村光太郎と妻・智恵子との純愛を綴った詩集『智恵子抄』。
穢れなき澄み切った愛の言葉で溢れ返る詩の数々は、光太郎と智恵子の愛慕の念を、忠実に映し出して………いるのだろうか?
智恵子と女中が表裏一体の存在となり、光太郎の出会いから自身の死までを物語る。
智恵子が『智恵子抄』へ突きつけた”売り言葉”とは、果たして。

高村光太郎・智恵子の愛の生涯と『智恵子抄』。ここまでは僕、一応押さえてあります。『売り言葉』は、あらすじにある通り、本当に純愛話だったのか?というもので、そしてそれをtheeがどう表現するのか…。”解釈の三重奏”に期待が膨らみますね。
稽古場には演出の長峯さんと、出演される島崎美樹さん、ミズタマリさんのお三方。稽古がはじまるときに長峯さんが台本を見せてくれて、え!こんな長い台本を、二人で!?と信じられなかったのですが、台本片手に追っていると、ふたりの抑揚ある演技ですごくテンポよく話が流れ、話しも面白いし、あっという間に時間が進んでいきました。
僕が観たのはは全体の1/3ぐらいでしょうか。このあと通し稽古というところで、ここまでの演出について3人で意見交換しているなか、僕は退散。僕は演劇でも映画でも、事前にある程度あらすじを知っておきたい派なので、稽古場潜入はとてもありがたい機会なのですが、このあとの展開はテンションもがらっと変わるそうで。
『光太郎と智恵子の愛慕の念を、忠実に映し出して………いるのだろうか?』の感じをちょっとつかめた気がするので、これは続きが気になるいいところ!で稽古場を後にしたな…と。いま、完全にお預け状態なので、当日が楽しみでならないです。
チケットは発売中。今回は4日間で計6公演ですよ!気合入ってる。これを観ずして何を観る!
チケット予約はこちら!
上演日程
2019年10月5日(土)
18:30開場/19:00開演
2019年10月6日(日)
13:30開場/14:00開演
18:30開場/19:00開演
2019年10月12日(土)
13:30開場/14:00開演
18:30開場/19:00開演
2019年10月13日(日)
13:30開場/14:00開演
会場
ギャラリー花蔵(長野市)
長野市東町147
チケット
前売2,000円/当日2,300円
※全席自由
※未就学児入場不可
出演
島崎美樹/ミズタマリ
演出
長峯亘