NoteWebディレクター・ハラヒロシのブログ

1円の雑誌『広告』


先日、1円の雑誌『広告』入手しました。レシートに刻まれた1円が眩しい。
編集長・小野直紀さんのまえがきにある一文が響きました。

つくり手としての自分に欠けている視点がたくさんあることを痛感しました

身にしみるなぁ。視点に欠けているのは、僕のコンプレックスそのもの。でも、みんなそうなのかな、と思いながら分厚い誌面をパラパラ。いくつか気になる記事がありました。「視点のカタログ」とはとてもわくわくするテーマです。

雑誌『広告』は、「いいものをつくる、とは何か?」を全体テーマに据え、この問いを思索する「視点のカタログ」として生まれ変わりました。リニューアル創刊号の特集は「価値」。価格は1円(税込)です。ものの価値の感じ方は、しばしば価格によって左右されます。価値によって価格が決まることはあっても、その逆はないはずなのに。この雑誌と1円を交換する体験は、「ものの価値」について考える入り口です。全680ページの分厚い誌面では、ものが溢れるこの時代に、本当に価値あるものとは何なのか、これから価値あるものをどう生み出していけばいいのか。「価値」についての様々な視点を投げかけています。

1円の本は話題性があり、中古市場で数千円になっているとか。意図したものかわかりませんが、価値について、考えさせられます。