戦略ポジショニング
21年この会社にいて、僕自身はしばらくWebというマイノリティな立ち位置で独自の道を切り開いてきました。いつしか事業部となり、事業の二本柱の一角を担うところまでくるとは当時は想像もしていませんでした。長い歴史とあまり関係なく、のびのびとトライ&エラーさせてもらえる環境にあったのもありがたかったです。とはいえ、結果論ですが、弊害もあります。それは、自分が作ってきた文化と、それ以外の文化のミスマッチ(マイノリティだった時代はそれでもよかったのだけど)。これまでも相互協力はありましたが、最近、新しい形態のプロジェクトが多くなるなか、目の前のあらゆる事象にたいして、これはやるべきか否か判断に迷う場面があるとのこと。僕のなかでは既知のことではあるものの、そういう問題提起がでてきたことに、反省しつつもやはり前向きに取り組んでいかなければと背中を押された気分です。
これからの会社の未来を考えていくときに、40年以上続いてきた先人の足跡を尊重し意見を仰ぎつつ、将来を想い、次代を担う僕らがしっかりと方向性を作っていかねばなりません。もう一度勉強し直して、発展性のあるチーム・会社にしていきたいなと思う所存。
今日の学びは「競争戦略論I」より。自分を知るところから。
戦略ポジショニングを確立するための6つの原則
- 正しい目標:長期的に高いROIから考える。持続可能な収益性を基礎とすることで経済的価値を創造。
- バリュープロポジション:他社が提供するものとは異なる便益を顧客に提供する。特定の顧客に、独自の価値を提供する方法を定義する。
- 独自のバリューチェーン:ライバルと異なる活動を行うか、同じ活動を異なる方法で行う必要がある。競合他社と異なる仕組みを作る
- トレードオフ:ライバルと一線を画すには、何かを諦める、切り捨てる必要がある。トレードオフが存在するからこそ際立った存在になれる
- 適合性:企業内の要素すべてがどのように適合しているかが重要。適合性が高いと競争優位が強化され、模倣しにくくなる。
- 継続性:進むべき方法を守り続ける必要がある。それには拠り所となる独自のバリュープロポジションを定義しなければならない。常に戦略の方向性に従う。