数学の演奏会in長野
WANDERLUSTで開催された、独立研究者・森田真生さんによる『数学の演奏会in長野』に参加してきました。数学と聞くとちょっと気後れしてしまうのですが、だからこそ魅力的に思えて、どんな時空が繰り広げられるのかとても楽しみに参加しました。テーマは「A Mathematical Present」。数学の贈り物。はてさて。
Mathematicsの語源を土台に、言語、哲学、歴史、宗教…とさまざまな枝葉をもって数学的トークライブが展開されました。森田さんの熱量すばらしく、二時間ぶっ通しで、ひたすら言葉の洪水。まるで授業のように、窓に白マジックで文字が勢いよく書かれていく(あぁぁ、終了後の写真撮り忘れた…ので稲田さんのツイートにリンクはっときます。)。これが数学の演奏会か…こんな表現があったとは、驚かされるしとても面白かったです。
贈り物というワードからことばの二面性(おくれている、おくられる)を、「概念」から数学と言葉の関係性を、それぞれ学ぶ。重々帝網(お互い様)から樹(ratio)へと輪郭のある世界を出現させて、表現して生き、消えていく…。言葉は想いにくらべて不十分で、もどかしい。しかし、自分でよりよく迷い、逡巡しながらも勇気をもって発することで、自分自身で立つことの根っこができあがる。なるほど生き方の話だなと思いました。
僕自身、仕事も人生も「足場をつくり」「学ぶ」ことを軸にしたいと考えているところ、とてもいい刺激と示唆をいただいたなと思います。学ぶことで未来への想像力をかきたて、いとぐちを示していけるようにしたいなと思います。