昭和史戦後編
1月は「幕末史」、「昭和史」を読破し、すかさず「昭和史戦後編」も一気に読み終えました。3冊通して読んで、明治維新から昭和までを一本のストーリーとして噛みしめることができました。これにて「西郷どん」~「いだてん」までの時代背景がおおよそ理解できました。いつも副読本漁りに熱心になるけど、今回のチョイスはよかった…!
戦後編は、敗戦、天皇の戦争責任、GHQ、東京裁判、憲法制定、沖縄返還、高度経済成長…と、国家敗亡からどのように立ち直っていくのかの戦後昭和の通史(前半は濃厚な内容で、昭和30年代後半以降は歴史としてかたまっていないとの著者の意向でさらっと触れている程度です)。やはり半藤さんの講談は面白かった。自分が生まれる前の昭和史は、大人になってから関心がでてきた時代。どのようにして日本が歩んできたのか、よく理解できる内容でした。
まとめの章で著者の忠言をメモしておきます。
・無私になれるか
・小さな箱から出る勇気
・大局的な展望能力
・他人に頼らず世界に通用する知識や情報を持てるか
・悠然たる風格を持つことができるか
平成ものこり僅か。その間、平成史も振り返ってみて、次の時代に想いを馳せたいと思います。それが歴史を学ぶ意義。