NoteWebディレクター・ハラヒロシのブログ

論語と算盤と私

論語と算盤と私―これからの経営と悔いを残さない個人の生き方について』読了。すごくいい内容だった。不作為の罪を冒さないようにしたい。これから自分や会社が進むべき道しるべになるであろう一冊。

ミッションとは集団を同じ方向に前進させるために必要なもの

やるべきことが分かっていてやらない「不作為の罪」は最も恥ずべきこと

事業のミッションと組織のミッションを混同すると事業の重力に組織が巻き込まれてしまう。事業への強烈な愛着が芽生える一方で、組織に対するロイヤルティが欠如した集団になってしまう。事業のほうがより手触り感があって具体性があるため、求心力を持ちすぎてしまう

低迷の原因の多くは、情緒や感情移入に基づく「空気的判断」を積み重ねた結果として「環境変化に対応しないこと」「変わらないこと」を集団として選択した結果。みんなが被害者面しつつ、その実、そうした状況を導く片棒を担いでいたのは自分たち自身

ミッションは、拡大解釈の幅があり、かつ、しなやかさを持ったフレーズがいい。その時々の事業環境の移り変わりに応じ、常に自社の活動の幅を再定義しうる思想を、あらかじめ組織に埋め込んでおく。

変革を図る過程においては、なるべく早期に「小さな成功体験」を創出することが理想

<岡田武史さんインタビューより>

大人になると、「今、ちょっとボールいらない」となってきます。ミスをしそうだからと守りに入るためです。でも、そんな姿勢でうまくなった選手は見たことがありません。ミスや相手を恐れず生き生きとプレーしてほしい。究極は監督の指示通りプレーするのではなく、自分の責任でリスクを冒すこと