ラフ描き
デジタルな仕事をするなかで、「ラフを描く」というアナログ作業は至福のひととき。僕の場合は、情報設計とデザインの2つの場面で描くことが多いです。デジタルの線は、それだけで正しく見えてしまうという面があるので、手描きでいったん魂を宿すと、デザインにより強い意志が反映されるのではないかと。
あと、デザイナーが作ってきたデザインのフィードバックをする際にも、デザインカンプに直接赤字を入れるのではなく、わざと手描きに戻して説明することもあります。全体のトンマナやレイアウトを補正したいときなど、いったんフラットな気持ちにしてもらうのに有効だと思っています。小手先の修正ではなく、大きな視点で見て欲しいという想いがあります。
社内で、デザイナーやディレクターが画面ではなく紙にラフを描いているときの黙々感、とても好きです。