NoteWebディレクター・ハラヒロシのブログ

浅田次郎 講演会

地元・須坂市で開催された堀直虎没後150祭記念講演「浅田次郎 講演会」に行ってきました@メセナホール。会場盛況でして、後ろのほうで全体を眺めながら聴講しました。
講演テーマは『幕末という時代』。僕自身は、浅田次郎さんの作品では映画化された『壬生義士伝』『柘榴坂の仇討』ぐらいしか観ていないのですが、歴史モノを扱う場合は幕末の10年ぐらいのみピンポイントで書いていらっしゃるそうで、その造詣の深さは会場の頷きを見るに、歴史好きを唸らせる内容だったのではないでしょうか。僕もまだ幕末は勉強不足なので、知的好奇心を満たしてくれる内容で、2時間楽しめました。
当然、堀直虎の話題も出ましたが、直虎が徳川慶喜の前で命を懸けて諫言したことは間違いない。徹底交戦を訴えたのか、徹底恭順を訴えたのかはやはりわからないということでした。それは大変興味深いミステリーで、ぜひ知りたい。そういった歴史のポイントを探るには郷土史家に期待したいとおっしゃっていました。須坂でも50年ぶりにこの話題で盛り上がっているので、ぜひ地元で新しい見解が発見されたら嬉しいなと思いました。
「歴史に善悪はない」という一言が印象的でした。