情報が自分の網に引っかかる瞬間
フジテレビの27時間テレビ「にほんのれきし」。このテーマで27時間やるなんてすごい…!とても楽しませてもらいました。無性に歴史に触れたくなる週末。
というわけで、地元須坂市の市立博物館で9日からはじまった堀直虎没後150年記念事業のひとつ、『須坂市立博物館特別展・須坂藩堀家14代』へ。
堀直虎関連では、3月にマンガ「信州須坂藩 堀直虎物語」を読み、6月に奥田神社~田中本家をめぐったりと、だいぶ知識がたまってきました。この展示は堀家14代にわたる貴重な資料を見ることができるとあって、総括的に好奇心を満たしてくれる内容でした。
須坂藩の歴史を紐解くと、須坂を領地としていた堀直政が四男の直重を徳川家に出仕させ、秀忠のもとで関ケ原の戦いや大坂の陣などに参陣し、功績をあげたことで加増され、須坂藩が成立します(大阪の陣では、土井利勝(秀忠付の老中)の先鋒として、毛利勝永軍と戦ったそうです)。石高は1万石と最小規模ながら、14代にわたり改易も転封もなかったとのこと。そんなことを最近になって知るというのは、もったいないというか恥ずかしいというか…。
歴史が好きになって数年。教科書に出てこないような人物や出来事に触れてもなかなか頭に入らなくてスルーしてしまうのですが、縦軸と横軸の本数が徐々に増えていくなかで、かつてスルーしてしまった情報がふと引っかかるポイントに出会う瞬間があります。そこに面白さがあるなぁと感じます。それが地元の歴史であればなおさら。
いずれにしても、今年『おんな城主直虎』があったからこその、意外なる地元での学び。直虎は「嫌われ政次の一生」の神回のあと、衰え知らずでますます面白くなっています。