NoteWebディレクター・ハラヒロシのブログ

ストックビジネスの教科書

ストックビジネスの教科書ストックビジネスの教科書
大竹 啓裕 (著)
今年は戦略・運用面のほかにもうひとつ、不得手、真逆、敬遠…な分野のものも摂取していきたいと思います。新しい変化球を身につけるつもりで。
『ストックビジネスの教科書』は、ストックビジネスの作り方と継続方法を解説した本。ここ数年で、Adobe CC、モリサワパスポート、Apple Music、hulu…とサブスクリプションのサービス(ストック型)が当たり前のようになってきました。受託の請負業務が多いデザイン業界(フロー性が高い)からすると、ストック性の高いしごとは隣の芝。例えば”月刊誌のデザインの仕事は「ストックビジネス」ではなく、「ストックに見えるビジネス」”であります。うーむ、フローのストック化は、なかなか…。まぁ、自社のことはさておき、本書で紹介されているストックビジネスの17のビジネスモデルと8つの課金モデルといった、その類型がまとめられているのは、仕事をするうえでの知識・教養という意味でたいへんお勉強になりました。
<メモ>
・常に需要超過に立ち位置を定める
・コンテンツの質を高めること。それによって需要を喚起すること
・ブランド価値が上昇すると自然とマーケティングが不要になる
・信用もストックになる
・フロービジネスはオフェンス(新規開拓型)、ストックビジネスはディフェンス(継続重視型)