NoteWebディレクター・ハラヒロシのブログ

月映 TSUKUHAE

妻と父とともに「月映 TSUKUHAE」開催中の須坂版画美術館へ。ここに訪れるのも3ヶ月連続です。「月映 TSUKUHAE」とは、田中恭吉、藤森静雄、恩地孝四郎による木版画や詩をまとめた1914年〜1915年の間に刊行された全7編の雑誌。最初に表紙作品をみたときゾクゾク感動して、開催を待ちわびていました。死と向き合いながらの壮絶さが感じされる田中恭吉、人物のシルエットに内なる悲しみを滲ませる藤森静雄、そして抽象表現がクールでカッコイイ恩地孝四郎。特に恩地孝四郎による表紙の中には欧文や図形などをつかったデザイン性のあるあしらいが美しく、デザイナーも楽しめると思います。それぞれの命を刻んだ作品の数々はグサリと心をえぐられるようで沁みました。併設の平塚運一版画美術館での企画展「木口木版画」もすごくよかった。
満足して実家に戻り、親戚からいただいた松茸で炊いた松茸ごはんをほおばる。芸術の秋、食欲の秋。秋を楽しまなくては!

楽しみにしていた月映を観にいきました。やはり最高でした。

Hiroshi Haraさん(@harahiroshi)が投稿した写真 –