インターネット的
インターネット的
糸井 重里 (著)
2001年7月に刊行された本が、10年以上経って再評価されて話題になり、あらたに「続・インターネット的」を加筆して文庫化したという一冊。『ほぼ日』をスタートしたころの糸井さんがインターネットが普及したらどうなる?についての考察を書かれています。
いまとか昔とか考えずに読んでも、とても普遍的・本質的な内容だなぁと思う。テクノロジーが進化して、いつも”ついていけるか不安”な毎日だけど、やっぱり根っこは変わっていないのだなと感じます。それにしても2001年の時点ですでに「リンク」、「シェア」、「フラット」、「グローバル」とかふつうに使っていてさすがだなぁ…。最近は「インターネット」っていう言葉すら使わないので、逆に新鮮なタイトルにも思えちゃいます。
さとなおさんの「砂一時代」もそうだけど、砂一時代と砂一時代以前、インターネット的とインターネット的じゃない的(?)なんて、ぐるぐると時代をあっちこっち飛んでいるような感じとか、当時インターネットに対して感じたワクワク感が思い起こされたりとか…とても楽しく読めました。また10年後に読みたい。
あと、問題発見のための「寝返り理論」はとても参考になりました。