セミトランスペアレント・デザイン 退屈
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で開催中の『セミトランスペアレント・デザイン 退屈』へ。4年前の『セミトラ展 ウェブから生まれるデザイン』も観に行ってます。これまでの仕事をまとめて紹介するアーカイブ展という位置づけということです。
Web、映像、インスタレーションなどを駆使し様々な仕組みとデバイスでチャレンジングな表現をされているセミトラさんの作品は、現実と非現実を行ったり来たりするような変換的刺激をビリビリと与えてくれます。デジタルでネットワークな世界と密接に寄り添って生活している世の中。ネットがあれば「退屈」からは解放されたように思えます。うまくコトバでは表現できないけどセミトラさんが提示する「退屈」というコトバには深みが感じられる、そんな気がします。
デバイスや展示方法もなんだかどれもかっこよくて、旧型風モニタに昭和風のセミトラロゴがくっついているとか、壁に掛けられた5つのモニタ画像がひとつのマウスで全部動いたりとか見た目も体験も新しいこと盛りだくさんで面白かったです。