NFCコレクションでみる 日本映画の歴史
東京国立近代美術館フィルムセンター・展示室の常設展は「NFCコレクションでみる 日本映画の歴史」。
「赤松陽構造と映画タイトルデザインの世界」を見る目的で訪れた場所ですが、常設展のこちらもかなり面白かったです。日本映画の歴史を髄まで知ることができる展示。なんといっても
映画フィルムと並んで、フィルムセンターの収集活動のもう一つの柱であるノンフィルム資料は、年を追うごとに充実の度を深めています。現在では46,000枚のポスター、610,000枚のスチル写真、30,000冊の映画図書のほか、雑誌・撮影台本・撮影機・映写機・映画人の個人資料・映画館プログラムなどの莫大な資料を有するに至りました。
とのこと。すごい所蔵。映画前史、サイレント映画~トーキー革命、戦時下の映画、アニメーションなど、いくつかの年代に分かれて映像、ポスター、フィルムなど貴重な資料が満載です。1800年代後半の映像などを観ることができます。じんわりテンションあがりました。個人的には『限りなき前進』のポスター、戦時下の『日本ニュース』ポスターあたりが強烈に脳裏に残りました。
学生時代「映画論」という授業を履修していて(佐々木昭一郎先生)、ずいぶん古い映画を上映してくださったのを思い出しました。当時、映画は人並みかそれ以下ぐらいしか観てなかったですが、映画の面白さを教えてくれた授業で、とても好きでした。学生生活最後の1年間は(当時渋谷区民)、毎週のように歌舞伎町に映画観に行ったなぁ。
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