錯覚
「ART BRUT JAPONAIS」というアート本をパラパラ。好みの作品が並んでいて、興奮と溜息が交互にやってくる。興奮は、どうやったらこんな世界観を表現できるのかという尊敬の眼差し。溜息は、作家性皆無な自分が感じる羨望の眼差し。無理とはわかっていても「こうなりたいなぁ」なんて思ってしまうのです。
試しに模写などしてみると、自分には思いもつかない造形や世界観を疑似体験できて面白く、調子に乗って自分も何か作れるのではないかと錯覚してしまうのですが、直後に「できないことを知る」を自覚するのであります。…というサイクルが定期的にやってきます。結果は同じなんですが、少しでもいいからできることが広がればいいなという気持ちはキープしたいと思います。
さて、とある作家さんのサイトをお手伝いさせてもらうことになりました。クライアント”らしさ”の土俵をつくるWebデザインはやはり楽しい。僕ができるのはこっちです。