NoteWebディレクター・ハラヒロシのブログ

気軽に触れる映像技法 ワークショップ@OPEN

清泉女学院大学人間学部・現代コミュニケーションコース主催の「気軽に触れる映像技法 ワークショップ」に行ってきました。場所は清泉女学院大学 街中キャンパス”権堂分校”(=権堂パブリックスペースOPEN 屋敷2階)、講師はCG・映像・デザインの制作事務所ハロサウルスの土橋利章さん。
実験内容はふたつです。ひとつは映画「マトリックス」でおなじみとなった、カメラをたくさん並べて同時に撮影し、時間が止まったような絵をつくる「タイムスライス」体験。もうひとつは、静止画をみんなで色塗りして「コマぬりアニメーション」を実験するというもの。いずれも参加者が撮影したり絵を描いたものが動画になるということで、楽しいワークショップ企画ですね。

タイムスライスは室内で一度リハーサルしたあと、権堂のアーケードに出て実験。10人強の参加者がそれぞれiPodを持って円状に並び、中心にいるモデルの学生さんがジャンプする様子をビデオ撮影。iPodを回収して土橋さんがAfter Effectsで編集するという流れ。”気軽”レベルでの実験とはいえ、「おぉぉ!」と歓声があがるほどの出来ばえで感動しました。完成形は後日Web上にアップしてくださるそうです。

続いてのコマぬりアニメーションは、「OPEN」の3D文字がぐるっと一周描かれた、コマ割りの下絵が参加者に分配されて約1時間のお絵かきタイム。みんなの絵をタイムラインにつなげて、最終的に一枚の動画につなげていきます。
お絵かき…。正直、絵が描けない自分にとっては苦しい時間と予想。案の定、周りがみんな楽しそうにクレヨン・色えんぴつ・絵具でどんどんと絵を描いてく傍ら、ひとり苦悶の表情の自分、酷暑の汗というよりむしろ冷や汗。周囲に迎合するかのようにひとまず”お魚”の絵を描いてみるものの、下手すぎ…。そんな自分を察してか、やさしいYさんが「それ、パンですか?」といじってくれる。的確なポジションを与えてくれてありがとうYさん。
しかし、このままで終わるわけにはいかないので、「絵を描く」ではなく「デザインしてみる」と考えてみよう、と思ったところでようやくスイッチON。
のこり5分、用意してもらったクレヨンでも色鉛筆でも絵具でもなく、マイボールペンを使ってマンガのコマ割りをパターン風に描く作戦を決行。ようやく自分らしさを取り戻すことができたような…。
こちらも完成品動画は後日Webにて公開とのこと。楽しいワークショップでした。清泉女学院大学のみなさん、講師の土橋さん、ありがとうございました!