平清盛 最終回
毎回視聴していたNHK大河ドラマ「平清盛」がとうとう最終回。県知事の画面が汚い発言や視聴率低迷といった、作品そのものとは違う側面がクローズアップされてしまったのは残念に思いましたが、よく知らない時代の登場人物をWikipediaや関連本などでつぶさに調べながらその濃密さを紐解いていくうちに、いつしかどっぷりと浸かっていました。
たくさんの登場人物とさまざまな対立軸があって相関関係の把握は難しかったですが、それぞれにおける政治的な駆け引きを見ているのが個人的に楽しめたポイント。視聴者の意見などをうけて、途中から相関関係や時代背景をナレーションなどで解説してくれるようになったのもよかったです。また文化的な側面では、歌を詠むシーンなどは当初はぽかーんな感じでしたが、いつしか「♩あそびを〜せんとや〜」とふつうに口ずさむぐらい馴染んできました。
主役の平清盛を演じた松山ケンイチさんは、役どころで歳を重ねるにつれ貫禄がどんどん増して行き、晩年の演技は圧倒的でした。最終回、「頼朝の首を我が墓前に供えよ」と巨大な木が倒れるがごとく背中から倒れて最期を迎えるシーンは圧巻。それから、長いあいだ清盛に仕えて忠義を尽くした平盛国に対し「鱸丸」と声をかけた瞬間に涙腺が…。感動的な最終回でした。
大河ドラマが終わり、いよいよ年末だなぁという気分に。すでに2013年の大河ドラマ「八重の桜」ムックを入手して読んでいますが…。とりあえず相関図を頭に入れている途中。
<読んでみた関連書籍>
平清盛 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
平清盛 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
平清盛 完結編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
経営者・平清盛の失敗 会計士が書いた歴史と経済の教科書
NHK「その時歴史が動いた」コミック版 乱世英雄編
NHK「その時歴史が動いた」コミック版 歴史の選択編
NHKその時歴史が動いた コミック版 もしも・決断の瞬間編
平清盛 (平凡社新書)