thee「リフとレイン」/ 第9回ネオンホール短編劇場
Jogga長峯さんがシナリオを書いて演出もした演劇ユニットthee(シー)を観てきました@ネオンホール。立ち見になるほど人でごったがえしてました。
ネオンホール短編劇場
嘘つき、マジメ、忘れっぽい。ちょっと面倒な3人の娼婦が渋々生きる、まるでボレロのように繰り返す日々。なかなか止まない雨が面倒で、客と寝るのも面倒だ。傘はジャマだし、腹が減る。面倒な食べ物と 面倒な会話。髀肉の嘆を抱く娼婦たちが、究極の退屈しのぎへと暴走を始める―。閉じた世界にあえて留まり続ける、面倒な女たちの面倒コメディ。
開演間もなく、キャスティングの妙に引き込まれます。3人の娼婦が次々と繰り広げる面倒な会話は、一瞬にして各登場人物の特徴を際立たせていきました。どういうストーリーが展開していくか、長峯さんのことだからいろんな仕掛けがきっとあるんだろうなぁ…という予測を、予想以上にたたみかけていきます。手に汗握り、笑いも止まらない。オチがばっちり決まる演出に鳥肌がたちました。膝を打つとはまさにこれのことです。観たあとに「リフとレイン」というタイトルを改めて目にして、してやられた感でいっぱいです。隅々まですごい。
前後でいろいろ長峯さんと話したけど、来春に今回とは別の演劇をやるそうです。楽しみだなぁ。