清須会議
「清須会議」 三谷 幸喜 (著)
すでに映画化(2013年)も決まっている、三谷幸喜17年ぶりの小説「清須会議」読了。本能寺の変で信長が亡くなったあと、重臣の柴田勝家、羽柴秀吉らが織田家の跡目をねらって心理戦を繰り広げる清須会議を描いた、三谷幸喜らしい密室劇。「情」をとるか「利」をとるか、後継争いに絡む全員の心情をすべて現代語のモノローグ(独白)と議事録のみで綴られるという内容で、心理描写が手に取るようにわかって最後まで一気読み。
映画化にあたってのキャスティングが気になります。何よりこのモノローグな内容を映画ではどう表現するのか(できるのか!?)がとても楽しみ。現代語で話すっていうのを想像するだけでちょっと笑えますが…。
装丁よく見ると、秀吉?がスマートフォンを手にしています。