NoteWebディレクター・ハラヒロシのブログ

絵本「のらいぬ」

僕は、生まれてから30年間は動物にほとんど興味がなく、小学生のころ動物園で行われた写生大会でも、動物ではなく近くの池の弁天島を描いてしまうぐらいでした。6年前に犬を飼ってからようやく動物の魅力を知り、それからは動物園も楽しめるし、Pinterestでも動物カテゴリつくったし、先日も動物園を舞台にした映画「幸せへのキセキ」で涙しました。
そんななか出会ったのが「のらいぬ」という絵本。戸隠中社近くの「詩と絵本の店ランプ」というカフェでみかけました。1973年という、まだ僕が生まれる前の作品です。
url のらいぬ 谷内 こうた (著), 蔵冨 千鶴子 (著) (至光社)
ページ数も文字もとても少なくて、突き抜けるような夏の空と海と砂浜のなかにぽつんと描かれる少年とのらいぬ。多くを語らず、余白の多さと、表情がないところが、想像力をかきたててよいです。
基本、仕事が詰め込み型なので、こういうシンプルなものにじーんときます。
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