初めてのスポンサー料
この時期、一足はやく干支の話題が多くなります。年始イベントや年賀状の仕事とかありますから。来年は辰年。龍です。
夜な夜な、デザイナー3人で龍の落書き大会。動物が苦手な僕も、龍はそれなりに描ける!地元・須坂市には龍が臥しているように見える臥龍山があり、竜の里と呼ばれています。母校の文化祭・竜胆祭(りんどうさい)では巨大な龍を建立し、OBは本気で「臥龍魂」が自分に宿っていると信じています(たぶん)。
ふと思い出したのが、龍をモチーフにデザインをしたときのこと。
竜胆祭ではクラスごとにハッピをつくります。僕のクラスは赤いハッピで、赤といえば誰でもすぐに思い出す某有名企業のロゴをベースに、龍を巻き付けたような、まぁ言ってみればパロディ風の絵柄にしました。そうしたら、近所の販売店の人が気に入ってくれてスポンサー料として1万円をクラスに進呈してくださったのです。そんな意図は全然なかったし、結果的にそうなっただけですけど、社会との接点が生まれ、作ったものに対して対価が発生したということは貴重な経験でした。
当時はまったく考えなかったですけど、40人しか着ないハッピが、文化祭4日間の来場者の目に触れてそれなりに話題にもなったと思うので、コストパフォーマンスはよかったんじゃないかと…今になって思います(笑)。