【映画】ソーシャル・ネットワーク
楽しみにしていた、映画「ソーシャル・ネットワーク」観てきました。若くして巨万の富を手に入れたFacebook創業者、マーク・ザッカーバーグを主人公とした伝記的映画。成功の裏側に、様々な人間関係(金・女・才能・裏切り・嫉妬…)があって、2つの訴訟に発展して…そのストーリーがスピード感たっぷりに描かれています。監督は「セブン」や「ベンジャミン・バトン」などでおなじみのデヴィッド・フィンチャー。正直、Facebookの映画なんてマニアックで一般受けしない内容なのかなと思いました。が、Facebookをやっていないパートナーですら見終わった後「すごく面白かった!」と言わせるぐらいストーリーもわかりやすく秀逸な人間ドラマを見せてくれて、想像以上に楽しめた映画…いや傑作でした。
ザッカーバーグがとにかく早口で、そのマシンガンのようなスピード感はまるでアクション映画を見ているかのよう。偏屈な言い回しがいかにも天才肌な”鼻につく”ヤツ。いまや6億人ものユーザーを抱えるSNSの創設者でありながら、ザッカーバーグ自身はコミュニケーション能力に欠け、友達もほとんどいない、まるで子供のような人であるのも興味深いです。そのスピード感もキャラクターも、溢れんばかりの情報が飛び交う現代のネット社会の象徴にも感じます。
しかし、どんなにビッグビジネスに巻き込まれ大金を手にしても、手に入らないものはあって、純粋で、孤独で、痛みを感じている人間性は垣間みれる。イヤなヤツだけど、好感ももてるヤツ。どこまでフィクションなのかわかりませんが、この映画を観て、Facebookに対して思い入れというか親近感が湧きました。
ソーシャル・ネットワーク
知っていたほうがよりドラマを理解できる<用語>