六本木クロッシング2010展
日本のアートシーンの“明日”を見渡すべく、多様なジャンルのアーティストやクリエイターを紹介する「六本木クロッシング」。第3回と なる本展では「芸術は可能か?」という古くて新しい問いを出発点に、エネルギーに溢れ、力強く明日に挑む日本のアートの“今”をご覧いただきます。長い キャリアを持つアーティストから若手注目株までの20組による、写真、彫刻、インスタレーション、映像、グラフィティ・アート、パフォーマンスなど全く違 う作品同士が互いに刺激し合い、「交差(クロッシング)」します。
六本木クロッシングといえば、2004年のポスターが鮮烈。「デザインの現場」2010年2月号“プレゼン・コンペ・イベント必勝!ガイド”では、ポスターデザインのプレゼンの様子が紹介されていたりと、関心の高いイベントでした。いろんな驚きがあって楽しめたのですが、相川勝さんの作品は、音楽アーティストのCDジャケット、歌詞、ライナーノーツをすべて手書きでコピーし、さらには試聴機で音を聞いてみると、作者の肉声によりコピーされた音源が流れてくるという究極の!?コピー作品。
印刷やCDという複製技術が大量消費社会・巨大産業を生み出した反面、アート作品は「1点もの」であるがゆえに高価に取引されている。そんな二極分化された状況を熱意と愛情、ユーモアとともに表現したという。なんと奥ゆかしい。
なお、このイベントではFlickr公式ページがあって、会場で撮影した写真を投稿できます。
MORI ART MUSEUM [六本木クロッシング2010展]
Flickr: 「六本木クロッシング2010展」公式ページ RX2010
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