NoteWebディレクター・ハラヒロシのブログ

版画っていうか漫画

ナノグラフィカに立ち寄ったら、中野市在住のイラストレーター・デザイナーの松本加代子さんが個展とワークショップを開催しておりました。作品がとても素晴らしく、そして楽しそうにワークショップをやっていたので参加してみました。
版画「トランスファー技法」という、紙にクレヨンなどで均一に色を塗りつぶしたものをキャンパスに裏返して重ね、上から尖ったもの(ボールペンや串の先など)でドローイングしていくやり方で描きます。やり方によっては非常に面白い表現ができるのですが、漫画しか描いたことのない僕はやはり漫画的(輪郭を描いて塗りつぶす)手法があまりに均一で計画的すぎて、版画ならではの意外性が全く出ない。ウルトラエルくんというモチーフも漫画的ということも災い(?)し、なんだかただ単に色鉛筆で普通に描いた漫画のよう。やっていて嫌な汗が出てくる。辛口外野陣からも「版画っぽくないよね」と突っ込みが入り、ついに撃沈!。やっぱりアナログ的センスは皆無だなぁと思い知りました。(会社でもid=Naganoでも絵が下手で通ってるから、いまさらどうこうは思いませんが…)
それでも一応戦意喪失な私は、愛犬の絵を素敵に仕上げてご満悦なパートナーに一から託し、素敵な感じに仕上げてもらいました。
周りの人もすごくいい作品を作っておりまして、そういったやり方とか横からみていてとてもいい体験ができたなぁと思いました。ただ、自分としてはこれはもう感性が全く違うと認識したのも事実であります。
版画

url 松本加代子 PaperDress