Webデザイナーって
実は、あまりデザインする機会が多くない。何と比較するかというと、グラフィックデザイナーとして仕事をしていたときに比べて、圧倒的に少ない。もちろん1件あたりの規模とスパンが全然違うし、分業化されていない体制ではデザイン以外でやることのほうがはるかに多いのだから仕方ない。インターフェイスだけでなくてアーキテクチャやディレクションだって設計の一部であるから、広義でいろんなデザインをしているわけだけど。
インターフェイスのデザインに焦点を当てるとして、デザイナーとして”ものづくり”の匠の技レベルに達するには、量をこなさないと質があがってこないないのは明らか。
月に新規デザインを起こす機会が2、3本ぐらいだとして、どう質を上げていくか。役者は舞台では練習しない。紙の上で手を動かし、尽きるまでアウトプットしてから絞り込むことをしっかりやっているだろうか。画面の中でちょこちょこオブジェクトを移動しているだけでは到底無理。自戒の念をこめてだけど、Webデザイナーには口酸っぱく伝えなければいけないこと。