NoteWebディレクター・ハラヒロシのブログ

検索バカ

検索バカ偶然にも「バカ」がつく本を二冊連続で選んでしまいました。
本の内容は、”情報社会の進展で、「思考」は「検索」に、「言葉」は「情報」に置き換えられてしまった。私たちは「考える力」を再生できるのか。さらに「空気を読め」という同調圧力が、自立した思考を奪っている。一個人として、世の中を生き抜く思索力とは何かを考察する―”というもの。
なんでもかんでも考えもせず検索してしまうので”思索”が失われていく。自分の考えを持つこともできなくなってしまう。検索を通じて情報収集することが当たり前になっているし、検索して情報を見つけたことに安心をおぼえ、自ら考えることをしなくても、前に進んでいける。そういう社会。
思索が失われること、同調圧力が自立思考を奪うこと以外でも、たとえば自分に興味のある情報にしか触れなくなってしまい、偏った思考になってしまうというのも危惧されています。「ウェブはバカと暇人のもの」や「グーグルに勝つ広告モデル マスメディアは必要か」などの本からは、インターネットを客観的に見る機会と、問題意識を持つ機会を与えてくれます。

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