「ハカリ業界」に学ぶ
日曜朝7時30分からTBS系で放送されている「がっちりマンデー」はいつも楽しみにしている番組。いろんな業界の”儲けどころ”のカラクリや企業努力が垣間見れて刺激的。休日早朝なのに仕事モードになってしまうという、絶妙な放映時間だと思います。
今日のテーマは「ハカリ業界」。重さ、長さ、広さで1兆4千億円の業界。ニュートンメートルという単位の測定器で、フタ、袋、上蓋などがスムーズに開けられるようにちゃんと研究しているそうで、確かにフタが開けづらい商品はそのストレスが潜在的にインプットされて、次回の購買において選ばれるかどうかのひとつの指標になると思います。そういうところまでしっかりやっているところが日本の産業の素晴らしいことなのだと感じました。
こういった意識はWebでも全く同じことで、いわゆるユーザビリティやアクセシビリティに当てはまると思いますが、アクセスしたときに情報が探しやすかったり、迷うことなかったりというのは肝の部分。新聞社などニュース系のサイトって概ね同じようなレイアウトや見せ方が採用されていますが、その中でも自分がアクセスしやすいと潜在的に感じたサイトによく訪れると思います。
たとえば、必ずチェックしたい情報がファーストビューからちょっとでもスクロールさせなければいけないという理由で避けられてしまう、ということはあって当然です。モニタの解像度は、今日の制作者が見落としてしまいそうなひとつの要素でしょう。高解像度でデザインしていると、低解像度のユーザーが感じるストレスを見逃してしまう、という経験が何度かあるので、検証プロセスをしっかり考えたほうがいいな、と改めて実感しました。アイコンをつくるときに1ピクセル単位で気配りをするように。デザインは”気配り力”が大切。
TBS「がっちりマンデー」