らしさとは?を楽しく学ぶ

ウル虎の巻

-六の巻-何から頼めばいいか、わからない。

「何をお願いすればいいか、まだ決まっていなくて…」

そんなふうに相談を踏みとどまっているケースがあります。事業や採用、Webサイトに何か課題は感じている。でも、何をどこから頼めばいいかわからない。依頼内容が具体的でないと連絡していいのか迷う——そんなモヤモヤを抱えていませんか。

結論からお伝えすると「何をお願いするか、まだ決まっていない」それは、相談を始める理由になります。この記事では、その理由と「決まっていない状態から一緒に整理するプロセス」についてお伝えします。

「何をお願いすればいいかわからない」の正体

エルくん
エルくん
クライアントから『何をお願いしたらいいかわからない』と言われて、どう返せばいいかわからなかったでござる
ベイ・ハクライ
ベイ・ハクライ
それはニーズのアーティキュレーション・ギャップとソリューション・バイアスのコンフリクトでごじゃる

(誰も拾わない)

舵取社長
舵取社長
相手は困っているんだろ
エルくん
エルくん
え...でも何に困っているかも言えない状態でござるよ?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
「何をお願いすればいいかわからない」というのは、課題がない状態ではないのじゃ。課題はある。ただ、その課題を解決する手段がまだ見えていない状態じゃな
エルくん
エルくん
手段が見えていない???
ホウホウ長老
ホウホウ長老
つまり、こういうことじゃ。「売上が伸び悩んでいる」「問い合わせが来ない」「採用がうまくいかない」——これは全部、立派な課題じゃ。でも、それを解決するために「言葉を整理する」のか「Webサイトを作る」のか「ロゴを変える」、まだわかっていない。それが「何をお願いすればいいかわからない」の正体じゃ
エルくん
エルくん
...つまり「手段が決まっていない」だけで、「課題がない」わけではないでござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
そういうことじゃ。手段を一緒に見つけるのが、こちらの仕事じゃ

なぜ「決まっていない状態」で来ていいのか

エルくん
エルくん
でも、何に困っているかもうまく言えなかったら、どうすればいいでござるか...
ベイ・ハクライ
ベイ・ハクライ
それはプロブレム・ディスカバリー・フェーズをスキップしたソリューション・ファーストのアプローチでごじゃる

(誰も拾わない)

エルくん
エルくん
......?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
「何を作るか」を先に決めようとすると、本当の課題を見落とすのじゃな
エルくん
エルくん
どういうことでござるか?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
たとえばWebサイトを新しくしたいと思っていても、本当の課題が「会社の言葉が整理されていない」ことだった——そういう場合は、先にサイトを作っても効果が薄い。「何を作るか」より「なぜ困っているか」を先に話すほうが、ずっと大事なのじゃ
エルくん
エルくん
...「決まっていない」まま来るほうが、むしろ正直に話せるでござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
うむ。課題が見えていない状態で手段を決めても、見当違いのものができるだけじゃ

「言葉にならない」のはあなたのせいじゃないんだろう

エルくん
エルくん
でも、課題がうまく言葉にできないと、相談しても迷惑と思ってしまうのではござらぬか...?
舵取社長
舵取社長
違う。課題が言葉にならないのは、あなたの会社が複雑だからじゃない。まだ整理されていないだけだ
エルくん
エルくん
整理されていないだけ...なら、整理できるということでもあるでござるな

課題から手段を見つける、3つのステップ

聴く

エルくん
エルくん
課題を整理するには、何から始めるでござるか?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
まず聴くのじゃ。売上のこと、採用のこと、社内の雰囲気、競合との違い——何でも話してもらう。まずお話だけでも、というのはそういうことじゃ。話の中に、課題の「ありか」が必ず見えてくる
エルくん
エルくん
ヒアリングが出発点...でござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
うむ。聴かなければ、何も始まらない

見つける

エルくん
エルくん
話を聞いた後は、何が変わるでござるか?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
課題によって、手段が変わる。採用に困っているなら、採用サイトや会社案内が候補になる。「選ばれる理由が言えない」なら、コンセプトや言葉の整理から入る。売上より先にブランドの土台を作る場合もある。課題が違えば、提案も変わるのじゃ
エルくん
エルくん
「何をお願いするか」は、話した後に決まるものでござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
そうじゃ。あなたが決める前に、こちらが一緒に考える

整理する

エルくん
エルくん
課題がわかったら、すぐ提案でござるか?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
その前に、もう一段じゃ。「なぜ今それが必要か」「どういう状態になれば解決と言えるか」を一緒に言葉にする。それが整理じゃ。言葉にならなかった課題が言葉になる瞬間——それが「らしさ」を見つける最初の一歩じゃ
エルくん
エルくん
「何をお願いするか」より先に、「自分たちはどうなりたいか」を一緒に考えるでござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
うむ。それを聞かずに作ったものは、誰のためにもならぬ

「調べてから来ます」がうまくいかない理由

エルくん
エルくん
「依頼内容を整理してからご連絡ください」と伝えるのはどうでござるか?
ベイ・ハクライ
ベイ・ハクライ
それはセルフ・ダイアグノーシスによるコンファメーション・バイアスのインターナライズでごじゃる

(誰も拾わない)

舵取社長
舵取社長
それも構わないが、自分で答えを決めてから来ると、ズレてしまうこともある。
エルくん
エルくん
...それはなぜでござるか?
舵取社長
舵取社長
そうだ。決めてきた答えに合わせようとして、本当の課題を話さなくなるからだ
エルくん
エルくん
「答えを決めてから来る」より、「困っていることだけ持って来る」ほうがいい...でござるな

相談の始め方

エルくん
エルくん
では、相談に来るとき、何を準備すればいいでござるか?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
順番がある。まず「困っていること」を一つ、思いつくままに話すだけでいいのじゃ
エルくん
エルくん
「売上が伸び悩んでいる」「問い合わせが少ない」くらいのことでも、でござるか?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
それで十分じゃ。次に、その困りごとがいつごろから続いているか、感覚で構わない
エルくん
エルくん
資料やデータは必要でござるか?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
あれば助かるが、なくていい。「言葉にならない」状態のまま来てもいい。それを一緒に整理するのが、最初の仕事じゃ
エルくん
エルくん
「何を頼むか決まってない」は、相談をやめる理由にはならないでござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
うむ。むしろ、そこから始めるのが本来の仕事の姿じゃ
ホウホウ長老
ホウホウ長老
「らしさ」というのはな、最初から言葉になっていることは少ないのじゃ
エルくん
エルくん
つまり、課題がまだ言葉にならない状態こそ、一緒に「らしさ」を見つけるための入口...でござるな
舵取社長
舵取社長
そういうことだ

何から頼めばいいか、わからない。

課題はあるのに「何をお願いするか決まっていない」——その状態は、相談できない理由ではありません。課題が言葉にならないのは、あなたの会社が難しいからではなく、まだ整理されていないだけです。そしてその整理を一緒にするのが、私たちの仕事の始まりです。

すでに「らしさ」の原石は、あなたの会社の中にあります。私たちは、「何をお願いするか決まっていない」という言葉を、扉を閉める理由にはしません。それは、一緒に探し始める合図だと考えているからです。

よくある質問

具体的な依頼内容が決まっていなくても相談できますか?
はい、できます。「困っていること」だけで十分です。何から始めるかは、お話を聞いた上で一緒に整理します。
相談の前に資料を準備する必要はありますか?
必要ありません。まずお話だけでも歓迎です。資料があれば参考にしますが、なくても進められます。
予算が決まっていない状態で相談できますか?
はい。予算の感覚も含めて、一緒に整理します。「これくらいなら動ける」という感覚で構いません。
-五の巻- サイト制作ってなぜ時間がかかるんだろう -七の巻- 伝えたい情報を、「編集」できていますか?

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制作・監修

デザインスタジオ・エル

ブランディングデザイン会社|長野

デザインスタジオ・エルは「超えるをつくる」を合言葉に「らしさ」をかたちにする、ブランディングデザインの会社です。
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