らしさとは?を楽しく学ぶ
「ブランディングをやった。なのに、何も変わらない気がする。」
そう感じたことはありませんか。サイトをきれいにして、キャッチコピーを作って、名刺も刷り直した。でも、何かが足りない。問い合わせの雰囲気も、社員の動き方も、あまり変わっていない気がする——。
その「何か」の正体を、エルくんが納品後に気づきます。
納品から三週間が経ったころ、クライアントの腑落 信二さんから連絡が来た。サイトもきれいになったし、コピーも気に入っている。でも、なんか変わった気がしない——そんな言葉だった。
エルくんは首をかしげた。サイトは間違いなくよくなっている。コピーだって、何度もヒアリングして、丁寧に言葉を選んだ。それでも腑落さんは「うまく言えないんですが、なんか実感がないというか」と続けた。
エルくんは気になって、翌日、腑落さんの会社に足を運んだ。
エントランスに入ると、受付のスタッフが来客の対応をしていた。来客が「こちらって、どんなことをされている会社なんですか?」と尋ねると、受付スタッフは「えっと……企業の経営支援とか、新規事業の企画とか、コンサルティングみたいなことをいろいろやっていて……」と答えた。
エルくんは、そこで足が止まった。新しいサイトには、ちゃんと書いてある。会社のコンセプトも、強みも、どんな人に向けた会社なのかも。でも今、受付の人はそれを一言も言えていない。
……あ。
事務所に戻ったエルくんは、社長に報告した。
(誰も拾わない)
社内の人が、一番信じてなかった。
サイトをきれいにして、コピーを作って、公開した。それだけでは、まだ半分です。
外に届けることばは、先に内側を通らなければなりません。社員が「これは自分たちのことだ」と感じていなければ、お客さんの前でそのことばを使えない。使えないことばは、伝わらない。
ブランドをつくるとき、社内を巻き込むのは「内輪向けの作業」ではありません。社外に届けるための、最初の一歩です。社員の口癖、現場の言葉、お客さんに喜ばれてきた表現——そこにらしさの原石があり、それが混ざってはじめて、社員が自分のものとして語れることばになります。
私たちは、ことばをつくるとき、できるだけ多くの社内の声を聴くようにしています。社長だけのことばではなく、その会社にいる人たちのことばを、一緒に見つけたいと考えているからです。
デザインスタジオ・エルは「超えるをつくる」を合言葉に「らしさ」をかたちにする、ブランディングデザインの会社です。
Webサイト制作やグラフィックデザイン、企業理念やキャッチコピーのご依頼やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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