三位一体
わずか1週間のあいだに弓道部恩師のお祝いに行ったり、松代藩の文武学校に行ったり、弓道部つながりの人にインタビューしたりと、弓道ネタ続きで頭の中が高校時代まで若返った。文武学校で射位に立って、かつての自分の矢道や矢飛びが再生し、当たっているときの矢所とか、当たらないときの精神状態とか、3年間毎日続けたイメージは、十数年たってもすぐに思い出せます。
文武学校の弓術所。押し手越しに的が視界に入ると考えるのは、的・弓・人の関係であり、目的・道具・技術の関係。このバランスって、ひとつがダメだと上達しないんですよね。弓道の場合、当てようとする気持ちが強くなると、型が崩れてくる(未熟だからというのもありますが)。十数年ぶりの射位で、なんとなくいやな汗をかいた気がするのは、弓道をやったことで成長させてもらったと思いつつ、大人になったいま、ちゃんとできてるんか自分?と自問自答したからかもしれない。できてないところがまた、いいんだけど。仕事でいったら何だろ。目的・アイデア・技術ってとこか?
あぁ、弓引きたい。
と書いて、間違えた。弓は引くものではなく、押すのです。引くのは弦。