ザ・ゴール2
続けて「ザ・ゴール2 (コミック版)」も。「The Goal」の続編「It’s Not Luck」のコミック版です。前作と同じく日本の企業を舞台に、登場人物も増えてます。TOC理論で成果を上げた主人公が多角事業を任されますが、それらの子会社が売却されることに。そこでなるべく高く売却されるよう会社の価値を高めていく、というようなお話。売却を回避するというお決まりな話かと思ったらそうではないところが興味深い。
前作で、自ら主体的に考えることの大切さを説いていましたが、こちらでも「思考プロセス」をもとに現場一人一人が自分ごととして考えていくという内容がアツい。クラウドを使って解決していく手法は、かなりの訓練が必要そう。整理してすぐに解決のアイデアがでるものなのだろうか…。これはマンガだけで理解できたとは思えず、オリジナルを読んでみたくなりました。
結末に胸が熱くなりましたが、主人公が「意義ある人生を過ごす」と答えるラストも、仕事だけでなく人生にも役立つのだと、読み手に明るい未来を提示してくれていると思います。
- 思考プロセスでは、問題はそれぞれ独立しているのではなく、原因が結果を生むという因果関係で結びついてい
- 一見対立しているようでも、原因を探ると目標は同じであることが多い…。あるある(苦笑)
- TOCではそれらを「好ましくない現象(UDE)と呼ぶ
- 好ましくない現象(UDE)を並べて現状ツリーを作って根本を突き止め、明るい未来になるように思考する。未来現実ツリー
- 企業のゴールは現在から未来にわたって「お金を儲けること」「従業員に安心で満足な環境を与えること」「市場を満足させること」