宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八
宇宙というまさしく天文学的なスケール感に想いを巡らせ、いま生きている世界を宇宙的視点で俯瞰して眺めようと試みたときの、あまりにも小さくて一瞬すぎる時空の中で僕たちは仕事したりご飯を食べたり音楽を聴いたりブログを書いたり寝たりしているんだなぁ…なんて考えることはとても好きなのですが、宇宙へのイマジネーションをこれほどまでに言語化してくれる本に出会えてうれしい。本当に面白い一冊!
宇宙に取り憑かれ悪魔に魂を売った技術者、権威に対抗してアポロを陰から成功導いた無名の女性プログラマー、太陽系探査の数々の驚くべき発見、地球外生命体探査の最前線、そして地球外文明探査の話。著者は宇宙人は「いないはずがない」と考えている。その根拠は何か…。
著者の方はNASAジェット推進研究所で火星ローバーの研究開発などに携わっているそうです。最先端の現場だからこその説得力、リアリティ、夢が実現するかもしれない期待感…まるで映画か小説に触れているかのような熱いストーリーが満載です。著者は宇宙へのイマジネーションをもって日々研究に取り組んでいる、そんな素晴らしい人がいるんだなと思うと、これからもずっと応援していきたいと思います。
なお、特設ページで試し読みできます。
宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八 (SB新書)
posted with amazlet at 18.05.03
小野 雅裕
SBクリエイティブ
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