NoteWebディレクター・ハラヒロシのブログ

未来の年表

話題の本『未来の年表』読みました。『〈インターネット〉の次に来るもの』、『LIFE SHIFT』、『日本3.0』、『仮想通貨革命 ビットコインは始まりにすぎない』…等々、未来予測系の本を手に取ることが多い今日このごろですが、この本も相当インパクトありました。
急激な人口減少という世界に前例のない日本の未来図。人口が減っていくことは誰もが知っていることけど、その実態はよく知りませんでした。この本ではまず、どのように人口が減っていき、それがどんな影響を及ぼすかを具体的なデータで示す「人口減少カレンダー」で目を覆いたくなるような現実を知り…、その対策として「10の処方箋」を提言するという内容。正直、前半は読んでいるだけで気が滅入ります。いいことなんてひとつもない。奈落の底に突き落とされたのち、「10の処方箋」を読んで少しの希望を感じるものの、これはまさに「静かなる有事」であり、他人事ではなく自分ごととしてどう考えるべきかを投げかけてくれます。

“夢のある未来”を「戦略的に縮む」ことに見出そうと思う。それは、ちいさくなったなりに豊かな国であり続けるということだ。

うーむ、考えさせられる。
なお、まえがきはここに掲載されているので、興味ある方はどうぞ。