「Web標準の日」から10年
2006年7月15日、六本木アカデミーヒルズにて「The Day of Web Standard [Web標準の日]」が開催され、参加しました。全国各地より500人が集まり、10時間にも及んだイベントの巨大なスケールに圧倒された記憶が残っています。あれからちょうど10年。「Web標準」という言葉は、その名のとおりすっかり標準化され使われることがなくなりましたね。
当時id=Naganoをはじめて2年目でして、Web雑誌をマネして「長野Webクリエイター白書」のアンケートを何回か取りましたが(まだ残ってました。2006年のはこちら)、”コンテンツとレイアウトを完全分離したCSSコーディングはできますか?”という設問に対して、「できる」と回答した割合が半分に満たないという状況でした。あぁ、懐かしい…。(いまなら、ものすごいtableレイアウトでデザインできるかもしれない、なんて笑)
自分の感覚としては、10年はあっという間。そしてこの間、いっときたりとも時間が止まった感じはなくて、インターネットが日常生活に浸透し、制作者は一歩ずつ着実に力をつけ、成熟にむかっていく空気を肌で感じながら仕事をしてこれたことに充実感を覚えます。まだまだ止まらないテクノロジー、情報過多時代、世代の波…これからいろんなことが待ち受けているのですけど、この「Web標準の日」の現場に立ち会った記憶を忘れることなく、明るい未来を作っていけたら幸せだなと思いました。