ウェブデザインのつくり方、インターフェイスデザインの考え方。
先日のCSS Niteにもご出演されていた、矢野りんさんの新刊。「ウェブとスマートフォンなどのデジタルコンテンツ制作の現場のコミュニケーションを円滑にするために、39の新しいデザインの技法と制作のコツを解説したデザイン技法大全」。矢野さんの雰囲気がでた優しい装丁、文体、手書きタッチの図解でとてもわかりやすい本です。
いきなりUX(User Experience)からはじまります。いまは技術的な部分は非常に進歩していますから、まずはこういった「考え方」からアプローチすることは、Webの仕事をするなかで体幹を太くするためにとても重要なこと。
ほんと、今からWebを始める人とかすごい大変だと思うんですけど、良書もいっぱいあるし、学びがいがあるなと思いました。僕なんか、きっとベテランの部類に入ってしまっていると思うんですが、今後はますます若い人たちや、Web業界に入りたての人とのコミュニケーションギャップを埋めていく機会がどんどん増えていくと思います。自分自身が新しい取り組みをするためにも、そして初心に帰るためにもとても参考になる情報がたくさん詰まった一冊でした。
ウェブデザインのつくり方、インターフェイスデザインの考え方。 矢野りん (著)